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シンポジウム

センサ技術+ITを活用した手技の可視化により学習効果の向上を目指した

口腔介護シミュレータ開発の取組



札幌市立大学 デザイン学部 三谷篤史

旭川市立大学 保健福祉学部 村松真澄

日時 11月8日(土)15:15~16:45

概要

「人生100年時代」を迎えるにあたり,口腔のフレイル対策を含む介護の重要性が言及されている.特に口腔は,「食べる」「話す」といった重要な機能を有しており,それらの機能低下はそのまま生活の質(QOL)の低下に直結する.そのため,専門職の学習者が口腔介護スキルを習得することは重要であり,そのための教育環境の充実は喫緊の課題である.一方,患者や患部を模した模型(シミュレータ)に対する実習を通してケアの手順を学習させるシミュレーション教育は,専門職の実践能力を育成するために重要なプロセスとして注目されており,臨地実習前に効果的な学習方法とされている.しかしながら,口腔介護に関連するシミュレータは十分とは言えず,とくにセンサ技術やITを活用した高機能なものは非常に少ない.ここでは,センサ技術およびITをシミュレータに導入し,手技を可視化することでより高機能な口腔介護シミュレータを開発している.本シンポジウムでは,取組の概要とこれまでの研究成果を共有する.



スケジュール

  • 15:15~15:20         挨拶

旭川市立大学 保健福祉学部 村松真澄

  • 15:20~15:30         口腔介護シミュレータ開発の取組について

札幌市立大学 デザイン学部 三谷篤史

  • 15:30~15:45         食べる機能を引き出す食事介護スキルを学習できるシミュレータ

札幌市立大学 デザイン学部 三谷篤史

  • 15:45~16:00         任意形状・圧力センサアレイを活用した舌清掃シミュレータについて

 北海道大学 量子集積エレクトロニクス研究センター 池辺将之

  • 16:00~16:15         シミュレータ開発における臨床的視点

北海道医療大学 歯学部 山中大寛

  • 16:15~16:30         プロービングシミュレータの開発について

 近畿大学 工学部 松野孝博

  • 16:30~16:45         ディスカッション